高断熱・高気密住宅って、何?

こんにちは!たなか工務店 梅崎です。

一戸建ての建築や購入を検討し始めると、高断熱住宅、高気密住宅を謳っている工務店や住宅会社をよく目にされると思います。

高断熱とは、室内温度が外気温(冬の低気温や夏の高気温)の影響を受けにくく、空調機器のエネルギー消費を抑えながら快適に過ごせる仕様、ということです。最近はUA値(外皮平均熱還流率)という数値で表しています。その住宅の内部から、屋根・床・外壁・開口部などを通過して、外部に逃げる熱量を数値で表したものです。値が小さい程、性能が高い、ということになります。

では、どれ位の数値が必要なのでしょうか?

2020年に義務化の予定が見送りになった次世代省エネ基準値はUA値0.87W/㎥K、これは住宅性能表示の省エネ等級4(最高等級)になります。しかし残念ながら、これでは性能が不足しており高断熱とは言ません。

私たちは、ここ関西圏(5地域6地域)では、ZEH(ゼロエネルギーハウス)の基準値UA値0.6W/㎥K以下が最低限の基準だと考えています。

もちろん、さらに上の数値を目指すことはいいことなのですが、断熱材や窓などの建築費の増加(100万円単位での増加)になっていきます。もちろん光熱費などのランニングコストは下がりますので、そのあたりのバランスも大切です。

ただ、いくら断熱性能がよくても気密性能(建物の隙間)が悪ければ、その性能を発揮することが出来ません。断熱性能と気密性能は、セットなのです。

気密性能は、C値(隙間相当面積)という数値で表します。C値1.0㎠/㎡以下で高気密、と言われています。これは、家全体の隙間がハガキ約1枚分、ということです。

断熱性能・気密性能は、室内の温度を逃がさず、外気の影響を受けにくくすることが役割です。室温を適温に保つためにはエアコンなどの空調機器を使いますが、冬は太陽の光・熱を室内に取り込む、夏は太陽の熱が室内に入りにくくする設計にすることで、より快適で省エネルギーな住宅にすることが出来ます。数値だけを追いかけるのではなく、断熱・気密・パッシブな設計のバランスを整えることが大切です!

次回は、なぜ断熱、気密性能が大切なのか?建物の耐久性も含めて、もう少し具体的なお話をしたいと思います。

それでは、いい家づくりを!