耐震等級3は、必要?

こんにちは!たなか工務店 梅崎です。

今回は耐震等級について考えたいと思います。

耐震等級は性能表示制度により耐震強度を3段階で表示するものです。

下表は、2016年4月に起きた熊本地震で、震度の大きかった益城町周辺での調査数値です。この大地震の大きな特徴は、震度7の地震の2日後に、さらに震度7の地震が発生した、短期間に2度大きな揺れを受けた震災だった、ということです。

一般社団法人くまもと型住宅生産者連合会「耐震等級3のススメ」より

この調査結果を見ると、1981年6月以前の旧耐震基準の建物は、かなりの確率で大きな損傷を受け、2000年6月以降の現行法の耐震基準に基づいた建物でも、倒壊全壊しているものもあり、半壊でも実際は住めない状態のものもある、とのこと。

築浅の建物の倒半壊状況

その中で耐震等級3の建物は16棟あり、「被害無し」もしくは「軽微な損傷」で、16棟全棟住み続けることができたとのことです。しかし、耐震等級2の長期優良住宅1棟が倒壊したことは、関係者に衝撃を与えたともいわれています。

この事実から学ぶべきことは、耐震等級1の建物は、命を守ることはできるが倒壊もしくは住み続けることができない可能性があり、耐震等級3の建物は、大地震でも耐え、住み続けることができる可能性が高い、ということです。住み続けることができない状態ということは、資産としての価値も無くなることを意味します。

私たちは、このような理由から、標準仕様は「耐震等級3」に設定しています。

住宅の建築や購入をお考えの方、「耐震等級3までは必要ありませんよ」と言う言葉を、実際の事例を踏まえて、どのように受け止めますか? 考えていただく機会にしていただければ、と思います。

それでは、いい家づくりを!